OMMADAWN/MIKE OLDFIELD(1975)
1 PART ONE
2 PART TWO
名作の登場である。マイク オールドフィールドは、ファーストのトゥーブラー ベルズで不本意ながら大ブレイクしたが、そのことで、逆にどんどん内向的に、ナイーブになっていった。そんな時期の初期の名盤3部作(TUBULAR BELLS.HARJEST RIDGE.OMMADAWN)の最後を飾る名盤である。
マイク オールドフィールドのバックボーンであるトラッド フォークやアフリカン リズムの導入、そして、シンセ、バグパイプ、リコーダーなどに支えられてマイク オールドフィールドがギターを中心にHARP.ELECTRIC GUITAR,ACOUSTIC BASS,ELECTRIC BASS,ACOUSUTIC GUITAR,12STRING GUITAR.CLASSICAL GUITAR,MANDOLIN,BODHRAN,BAZOUKI,BANJO.SPINET.GRANDPIANO,ELECTRIC ORGANS,SYNTHESISERS.GLOKENSPIEL,ASSORTED PARCUSSIONの楽器を操り、音楽を紡ぎ上げていった。それに、弟のテリー オールドフィールドのパンパイプ、姉のサリー オールドフィールドたちのヴォーカル、そして、ゴングのピエール モエルラン(次作の呪文でのヴィブラフォンが素晴らしい)のティンパニなどの堅実なサポートも見逃せない。
イントロのピアノとアコースティックギターによる印象的なイントロ、そして、トランペット、リコーダー、パンパイプ、バグパイプなどが交代で登場する前半部、そして、リズムへのこだわりを見せアフリカンリズムによる躍動感を作り出す。後半では、分厚いシンセによる感動的なイントロの中でバグパイプの悲しげなメロディ、最後には、ギターの牧歌的な演奏の中に子どもたちの希望に満ちたコーラスが入る。
一貫してポジティブな音、そして、行った事ないのに懐かしさを感じ、イギリスの風景が浮かんでくるような錯覚を受ける。
このアルバムはある意味で危険である気分が悪くて寝込んでいるときに、このアルバムを通してきていると思わず感動して涙が出てきてしまう。
36分34秒、まったく退屈しない素晴らしい名盤である。
(2001年4月22日)